歯を抜くのは本当に不安ですよね。
抜歯後、痛みのピークはいつで、いつまで痛みが続くのか、ある程度わかっていないと、今の痛みに耐えられそうにない気がしてきます。
今回は、抜歯に関する痛みや、抜歯後の注意点などにいついてまとめてみました。
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抜歯の痛みはいつまで続く?痛みのピークは?
抜歯後の痛みは、抜歯する場所や、処置方法によって変わってきます。
あごの骨は、前歯から奥歯にかけて徐々に厚くなって行き、上あごより下あごの方が硬いと言われています。
また、奥歯の方が根っこの数が多いため、処置にも時間を要します。
その結果、前歯を抜歯する時よりも、奥歯の方が痛みを感じやすくなり、特に下あごの奥歯の方が強い痛みを発生しやすくなります。
歯茎に膿がたまっている場合や、歯茎を切開しなくてはならない場合なども強い痛みを感じる場合があります。
それでは、抜歯の痛みはいつがピークでいつまで続くのでしょうか。
痛みの感じ方には個人差がありますが、痛みのピークは、抜歯の時の麻酔が切れた後だと言われています。
そして、2~3日をかけて痛みは徐々に楽になってきますが、下あごの奥歯の場合は、1週間ちかく痛みを伴う場合もあります。
抜歯後の注意点
抜歯して経過を良好に保つためには、いくつかの注意点があります。
抜歯後の歯茎にできた穴には、かさぶたの役割をしてくれる「血餅」(けっぺい)ができてきます。
この血餅が、抜いた骨の表面に付着してくることによって、完治に向かうのですが、頻繁なうがいや、痛いからと言ってストローなどで飲むと口の中に圧がかかってしまい、血餅が剥がれ落ちでしまう可能性があります。
抜歯後は、頻繁なうがいや口の中に圧がかかるようなことは避けるようにしましょう。
痛みが強くなると、安静にすることができなくなってしまいます。
抜歯後は鎮痛剤が処方されます。
鎮痛剤服用後、痛み止めの効果が現れるまで30分~1時間程度かかるため、麻酔が切れる前に服用すると良いでしょう。
また、鎮痛剤以外にも炎症を起こさないように抗生剤が処方されます。
鎮痛剤を服用しない場合でも、処方された抗生剤は全て服用するようにしましょう。
抜歯した場所を冷やすと、痛みを和らげることができます。
しかし、冷やし過ぎると血液の循環を悪くし、治す力を弱めてしまうことが考えられるため、冷やすときは抜歯後24時間以内にするようにしましょう。
飲酒や喫煙は止めましょう。
飲酒は薬が効きにくくなったり、血流を良くして止血しにくくなったりします。
また、タバコは血管の収縮により治りが遅くなる場合が考えられます。
その他にも、運動や長風呂など血流を促進するようなことは控えるようにしましょう。
抜歯してから3日以上たっても痛みの強さが弱まらない場合は、歯茎やあごの骨に炎症が起きている場合があります。
我慢をしないで歯医者さんを受診するようにしましょう。
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